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【投資信託のしくみ】 投資信託の購入

 投資信託(以下、「投信」)はどこに行ったら買うことができるのでしょうか。最も一般的なのが証券会社ですが、銀行、生命保険会社、損害保険会社、信用金庫等の金融機関でも取り扱っていますし、実際に出向かなくても自宅にいたままインターネットで購入することもできます。

 投信を買うためには、まずは取引口座を開設しなければなりません。証券会社で購入するのであれば証券取引口座を開設します。銀行で購入する場合は、銀行口座と証券取引口座の両方を開設するのが一般的です。

 では、投信はいくらで販売されているのでしょうか。投信は基準価格と呼ばれる金額で取引されています。基準価格は通常は1万円からスタートします。「スタート」と言うのは、投信が売り出される時の最初の価格が1万円に設定しているということです。投信は市場(あるいは投信に組み入れた銘柄)の動きで価格が変動します。1万円で売り出された後で市場が上昇すれば基準価格は1万円よりも高くなりますし、市場の状況が悪ければ1万円を下回ります。こういうわけで新聞等に掲載されている基準価格は、投信ごとにさまざまな価格となっているのです。

 また、投信の時価である基準価格は日々変動します。日経平均株価(以下、日経平均)のインデックス株式投信を例にとりましょう。日経平均のインデックス株式投信は、日経平均を構成する225種類の株式銘柄が組み込まれた投信です。日経平均連動型の投信の基準価格は毎日の225種類の株式の終値を反映して決定されます。他の投信もしくみは同じです。投信会社のシステム等によって影響されますし、全てがそうではありませんが、通常は、午後3時に市場が終了して夕方から夜にかけて決定されます。ちなみに、社団法人投資信託協会のHPで基準価格がどうなったかを確認できるのは、夜10時過ぎぐらいになります。

 そこで、銀行の窓口で日経平均連動型の投信を買ってみることにしましょう。時間は昼休みの午後12時30分だとします。今日の基準価格はいくらでしょうか。その答えは、まだわかりません。現時点でわかっている基準価格は昨日の終値に基づいて確定している昨日の基準価格です。今日の基準価格は今日の市場が終わらないと決定しないのです。窓口では次のようなやりとりになることも・・・?

 あなた「日経平均連動型の投信を買いたいのだけれど、基準価格はいくらですか」
 銀行の窓口「今日の市場が終わらないと決定しません。決定は午後6時以降になると思います」
 あなた「それじゃその頃にもう一度来ます」
 銀行の窓口「残念ながら銀行は15時で閉まってしまいます」

ということは、あなたは延々と投信を買うことができないことになってしまいます。そこで、通常は、前日の基準価格をもとにして、ある程度の価格の目処を立てます。前日の基準価格が1万2千円だったら「とりあえず今日もそれぐらいだろう」と予測し、取引口座には1万2千円を入金しておきます。

 市場が終了して今日の基準価格が決まると、口座に入金した1万2千円で買える分の投信を買うことになるのです。どれだけ買うことができたかは翌日以降、投信を購入した金融機関から送付されてくる売買報告書で確認することができるのです。

 日本人の資産構成に占める投信の割合※1は5.4%。米国では日本の2倍強(11.0%)、ユーロエリアでは2倍弱(9.2%)の資産が投信で運用されています。しかし徐々にではありますが、日本での投信需要が増えてきているようです。その魅力の一つが少額から始められることにあるのでしょう。積立て以外の通常の購入の場合、1回あたりの購入金額では、1万〜5万円未満が最多で全体の1/3(33.3%)というデータ※2があります。資産形成=銀行預金と考えていた人でも、長らく続く超低金利時代には投信を始めてみよう、という動きがあるのでしょうか。

 投信は“口(くち)”という単位で取引します。「1口1円、1万口以上1口単位」で買える場合には、1万円以上であれば1円単位で購入できるということです。

※1 2017年8月18日「資金循環の日米欧比較」日本銀行調査統計局

※2 ソニー銀行:http://moneykit.net/数字で見る!?投資信託


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