2025.07.01
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身の回りの整理
 年齢を重ねるほどに身辺に増えるモノの数々。このままではどこに何があるかわからないうえに、万一のときに遺された家族にも迷惑がかかってしまう…でも、どこから手をつけたらよいかわからない。手あたり次第に片付けようとしても疲れるばかりですから、取り掛かる前に片付けのポイントを整理してみましょう。
大切なものをきちんと整理し、不要なものは捨てる
 身の回りの整理を行ううえで、基本となる考え方です。大切なものを残し、万一のときの手続などがスムーズに行えるようにすることも、遺された家族に対する心遣いです。そのためにも不要なものは思い切って廃棄したほうがよいでしょう。
何を遺すか? 何を捨てるか?
 何が大切かそうでないかは、その人の考え方によりますが、特に手続やお金に関わる書類や通帳、カードなどは残してきちんと整理したほうが、遺された家族にとってもありがたいことでしょう。それ以外は、あまり思い出にふけっていると作業がはかどりませんから、捨てるときには思い切ることも大切です。

インターネット上の契約のことは備忘録やエンディングノートに残す 
 ついつい忘れがちなのが、パソコンやスマートフォンを使って、インターネット上でIDやパスワードを入れて会員登録した契約です。予約サイトや買い物サイトなど、購入した物だけに費用が発生するとは限りません。会員登録を削除しないと、契約者が亡くなった後でも毎月課金されてしまうようなものもありますから、必ず内容とID・パスワードを書き記しておきましょう。エンディングノートがあれば便利です。 インターネット上の契約は本人でないとわからないものですから、記録を残すことを忘れないようにしましょう。

大切なものはどうやって整理する?
 手続やお金に関わる書類や通帳、カードなどは、種類ごとにまとめて保管するとよいでしょう。どこに保管したかを、家族等に伝えておくことを忘れないようにしましょう。エンディングノートに記録しておくと便利です。
不要なものはどうやって捨てる?
 捨てたいものランキングは、1位:衣服、2位:本、雑貨、3位:靴、となっています。
「いつか使うかもしれない」「思い出が詰まっている」が捨てられない理由だそうです。どれも捨てない限り増える一方です。1年間まったく袖を通すことがなかった衣服や、履かなかった靴などは、これからも出番がないと考えて処分したほうがよさそうです。本は古本屋に売ったり図書館に寄付したりしてみてはいかがでしょうか。
 厄介なのは、その人の思い入れがあるものをどうするかです。思い出が詰まっているといっても、自分だけの思い出だったり、亡くなった人との思い出だったり、思い出を共有する人がいない場合は、思い切って処分してはいかがでしょうか。
 捨てることに迷ったら「これからどんな暮らしがしたいか」を思い描いてみましょう。思い描く暮らしに「ソレ」は必要ですか? 身辺がスッキリすれば、また違った生活が見えてくるかもしれません。
業者に依頼するという手も
 体力に不安があって片付けられない、大きなもの・重いものを捨てたい、家族に知られたくない…そんなときは専門の業者に依頼するのもよいでしょう。そのとき、「一般廃棄物収集運搬業許可」という資格を持っている業者を選択すると安心です。また、業者は2~3社から見積りを取ってから選択しましょう。片付けの際には、可能な限り立ち会うようにしましょう。

※「一般廃棄物収集運搬業許可」の許可業者を紹介している自治体もありますので、お住まいの市(区)役所または町村役場に問い合わせてみてください。

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