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・メタボリックシンドロームがこわい人、判定された人
・運動不足、食べ過ぎ、ストレスに思い当たる人
・病院に通うほどではないが、自分の健康管理に自信がない人
・肩こり、足の疲れ、むくみに悩まされることがある人
・0脚や猫背など体の歪みが気になる人
・ぽっこりお腹にさようなら、二の腕すっきり、ヒップアップを夢見る人
・運動のことを何も考えていない人
・運動を始めても三日坊主の人
ポイント1:目標を持つ
・スタイルをよくしたい ・体力に自信を持ちたい ・長生きしたい など
ポイント2:成果を確認する
・実行したことを記入する ・達成度を目で見る など
ポイント3:運動を続ける
・運動仲間と一緒にする ・目標を宣言する ・できる程度でする など
簡単に言えば、摂ったエネルギーは消費しきればよいわけです。余分な体の脂肪は燃やせばよいのです。ダイエットが不要な体になる、その有効な手段が有酸素運動(エアロビクス)です。有酸素運動とはエネルギー源として酸素と脂肪を必要とする運動のことです。
ポイント1:日常生活では「歩くこと」
日常生活では、一番簡単な「歩くこと」が有酸素運動の代表選手です。現在、20歳以上(男女平均)では1日約6,112歩ですが、60歳代で5,985歩、70歳以上で4,500歩と少なくなっています(厚生労働省「令和5年国民健康・栄養調査報告」より)(グラフ)。歩行は、やや速い速度のウォーキングが役立つ歩行です。
ポイント2:習慣にしたい運動・スポーツ
ジョギングやエアロビクスダンス、テニス、水泳などで、比較的運動強度が低い、全身の筋肉を使う有酸素運動がよいでしょう。
ポイント3:何分続けるか、ではなく運動時間の総量が大切
8〜10分の細切れの有酸素運動であっても何回かに分けて行えば、多少効果が減りますが、連続していなくても健康づくりには役立ちます。

厚生労働省「令和5年国民健康・栄養調査」より
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より効果的な運動は、20分程度は継続できる程度の運動・歩行で、まとまった時間がとれなければ小刻みに何回かに分けてもかまいませんから、脂肪燃焼効果を考えてマイペースでできる運動を行います。
脂肪を燃やす有酸素運動に対して無酸素運動(アネロビクス)があります。ダンベルやマシンを使う筋肉トレーニング(レジスタンストレーニング)や100m走など、一瞬息を止め、筋肉中のグリコーゲン※2をエネルギーとして使う運動強度の高い運動です。これらの激しい運動が脂肪を燃焼しないからといって、健康づくりに無関係と考えるのは早計です。筋肉が太くなることで基礎代謝がアップすれば、エネルギー消費が増えるからです。
買い物を例に「健康づくりのための運動」を解説すると、やや早足でお店に行って、買い物かごをときどき持ち上げながら自宅に帰る。有酸素運動に短時間の無酸素運動をキックすることが理想です。もちろん、スポーツクラブなどで楽しむ、トレッドミル、エアロバイク、スイム等と、ウエイトトレーニングの組み合わせでもOKです。
※1 基礎代謝:目を開け仰向けに寝ころんだときのエネルギー(カロリー)消費量。ひとは睡眠時にもネルギーを消費しており、その場合は基礎代謝値の約9割のエネルギーを消費している。
※2 グリコーゲン:ブドウ糖から作られ、体内に蓄えられるエネルギーのもと。主に筋肉や肝臓に蓄えられ、筋肉のほうが2倍程度と貯蔵量が多い。
ストレッチングのポイント
・反動をつけずに
・すーっと静かに伸ばしたままで
・10〜20秒程度
・呼吸にこだわらないで
・気持ちよくなるまで
・運動量に応じて1セットで5〜30分間
おすすめの運動
年齢や能力に応じて以下の運動のうち1つ以上を行いましょう。
・ストレッチングや体操を1日10分程度
・散歩やウォーキングを1日20分程度
・下肢および体幹部の筋力トレーニングを1週間に2回程度
・レクリエーション活動や軽スポーツを1週間に3回程度
一般的に体をよく動かす人は体力がありますが、日常生活での身体活動が多くても運動強度が低ければ体力の値が高いとは限りません。身体活動や運動の強度は「METs」※3で表されます。健康づくりのためには、週に23METs以上の身体活動(運動・生活活動)を行い、そのうち4METs以上の運動を行うことを目標にしましょう。23METsの身体活動を歩数に換算すると、1日当たりおよそ8,000〜10,000歩くらいになります。また、4METsの運動はやや速い歩行60分間、ジョギングやテニスなら約35分間に相当します(表)。
運動に対する壁が少し低くなったら、今日からでも軽く始めてみませんか?
※3 METs:metabolic equivalents、メッツ。運動強度を示す単位で、静かに座ったままでいるときを1とし、その何倍に相当するかを意味する。1METは10分当たり、METs・時/週は1週間当たりの数値。力…

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