2026.03.02
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手口が多様化
インターネット利用詐欺の被害を防ぐ
 インターネットを利用した詐欺が増えています。インターネットのリスクを理解し、被害にあわないように十分に気をつけましょう。
2025年10月の総被害額は約222億円
 警察庁の調査によると、インターネットを利用した詐欺被害の認知件数・被害額が2025年10月に過去最大規模に達しました。特にSNSによるやり取りをきっかけにした投資詐欺やフィッシング詐欺が急増しています(グラフ)。2025年10月の認知件数は1,843件ですが、届出がなかったり明るみにならなかった件数を合わせるとこれ以上の数になると思われます。決して他人事とは思わずに、自分も騙される可能性があることを認識し「まずは疑ってみる」ことを心掛けましょう。
グラフ SNS型投資・ロマンス詐欺の認知件数・被害額(2024年1月~2025年11月)

<警察庁「SOS47 特殊詐欺対策ページ」より> https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/circumstances/

よくある相談事例と対策
 スマートフォンの普及やSNSなどのインターネット利用者増加に伴い、インターネット利用詐欺の手口はますます多様化・巧妙化しています。以下は代表的な手口の一例です。

●ランサムウェアを使用した詐欺
 ランサムウェアは身代金(ransom)とソフトウェアを合わせた造語です。感染するとパソコン等に保存されているデータを暗号化して使用できない状態にしたうえで、データを復元する対価(金銭や暗号資産)を要求するマルウェア(不正プログラム)です。不特定多数の利用者を狙って電子メールを送信する手口が一般的ですが、最近では、企業等のネットワーク機器のぜい弱性を狙って侵入する手口が多く確認されています。

★事例 
 パソコンの画面が急に制御不能になり「復元するためにはビットコインを支払え」という内容の画面が表示された。無視してその画面を閉じたところ、パソコン上のファイルが次々と閲覧できなくなってしまった。

■被害にあったら  感染したパソコン等をネットワークから隔離する
 ランサムウェアの感染拡大を防止するため、感染したパソコン等のLANケーブルを抜くなどしてネットワークから隔離します。感染原因等の調査に必要なログ等が消失する場合もあるので、パソコンやネットワーク機器等の電源は落とさないようにします。

●Emote(エモート)を使用した詐欺

 Emote(エモート)は、主にメールの添付ファイルをとおして感染させるマルウェア(不正プログラム)です。過去にやり取りしたメール等への返信を装ったメールを送信し、添付ファイルの開封を促します。開封してしまうと、メールアカウントやパスワード等の情報が窃取され悪用されてしまいます。

★事例 
 メールソフトやブラウザに記録したパスワード等が窃取され、そこからブラウザに保存したクレジットカード情報が窃取された。

■被害にあったら  パスワードを変更する
 感染したパソコンのLANケーブルを抜くなどしてネットワークから隔離します。また、感染したパソコンで使用していたメールのパスワードを変更します。

●フィッシング詐欺

 実在の企業や人物になりすまし、偽のメールやショートメッセージで偽サイトに誘導し、アカウントやパスワードなどの情報を窃取し、マルウェア(不正プログラム)に感染させたりする手口です。アカウントを乗っ取られて金銭を奪われたり、インターネット通信販売サイトで勝手に買物をされたりする被害が多発しています。

★事例 
 ネット口座を開設している銀行から「重要なお知らせ」という件名のメールが届いたので、記載されたURLにアクセスし、口座番号、暗証番号等を入力した。その後、知らない口座に対して、身に覚えのない多額の送金をされていることがわかった。  

■被害にあったら  サービス提供会社に相談する
 不正送金などの被害にあった場合は金融機関が、クレジットカードの不正利用の被害にあった場合はクレジットカード会社が、それぞれ補償制度を設けていたり相談窓口を設けている場合があります。被害にあったサービスを提供している会社に相談してみましょう。

●ウェブサイト改ざん

 ウェブサイト改ざんは、悪意のある者がウェブサイトのコンテンツや設定を勝手に変更する手口です。ウェブサイトが改ざんされてしまうと、正しい情報が発信できなくなったり、無関係の画像やメッセージが掲載されたりします。

★事例 
 「ウェブサイトが改ざんされている」と顧客から連絡があった。確認すると見覚えのない画像が掲載されており、管理画面にアクセスできなくなっていた。

■被害にあったら  すべてのサーバーやネットワーク機器等を調査する
 他のマルウェア(不正プログラム)やハッキングツール等の影響を受けている可能性があるため、改ざんが確認されていないサーバーやネットワーク機器、パソコンも含めて調査します。さらに、利用しているOSやソフトウェア、ネットワーク機器等が脆弱化していると悪用されやすくなりますので、更新ファイルを適用して対策しましょう。

●偽ショッピングサイトや詐欺サイトを使用した詐欺

 偽ショッピングサイトや詐欺サイトは、詐欺目的で作られたインターネットショッピングサイトです。商品の注文・代金の振込を受けたうえで、商品を発送しない、または偽物の商品を発送します。

★事例
 インターネットで安く販売しているショッピングサイトを発見したので商品を注文したところ、メールで代金の振込先口座を指定された。案内に従って代金を振り込んだが、到着予定日を過ぎても商品が届かない。メールで問い合わせたが返信がない。

■被害にあったら  クレジットカード会社等に連絡する
 偽ショッピングサイト等にクレジットカード番号等を入力してしまった場合は、クレジットカード会社に連絡して、支払いの停止を依頼しましょう。また、偽ショッピングサイト等にIDやパスワード等を入力してしまった場合は、そのIDやパスワード等を利用しているすべてのサービスのパスワードを変更しましょう。

●有料サイトの料金請求詐欺

 有料サイトに誘導して閲覧料金等を騙し取る手口です。

★事例
 スマートフォンに送られてきたURLをクリックしたら、いきなり「会員登録が完了しました」という画面に切り替わり料金を請求された。

■被害にあう前に  請求相手に連絡をしない
 相手に電話やメールで連絡を取ると、相手に電話番号やメールアドレスが知られてしまうほか、言葉巧みに住所や氏名などの個人情報も聞き出される可能性があります。正式な契約を行った記憶が無い場合、不当な請求は無視しましょう。

●インターネットオークション・フリーマーケットを利用した詐欺

 インターネットオークションやフリーマーケットサイト(フリマサイト)が普及し、個人で気軽に売買の取引することができるようになりました。しかし、商品が届かない、代金が振り込まれないといったトラブルが多発しています。

★事例
 インターネットオークションに出品されていた商品を落札し、相手の指定する口座に代金を振り込んだが、いつまでたっても品物が送られてこない。相手と連絡も取れなくなった。

■被害にあう前に  関連資料等を保存する
 被害にあったときにインターネットサービスを提供している会社に連絡して経緯等を説明できるよう、次の資料を保存・記録しておきましょう。
・商品が出品されていたインターネットオークションサイト・フリマサイトのURL、画像
・取引相手の情報(ID、ユーザ名、氏名、住所、電話番号等)
・落札日時または購入日時
・送金先の金融機関名、口座番号、口座名義人
・代金を振り込んだことがわかる資料(振込明細等)
・取引相手とやりとりした際のメール(メールヘッダも含む)、電話、郵便等の情報を時系列に整理した   もの

●サポート詐欺

 サポート詐欺は、インターネットを閲覧中に、突然、ウイルス感染したかのような偽の画面を表示させたり、警告音を発生させるなどして、ユーザーの不安を煽り、画面上の偽サポート窓口に電話をかけさせ、サポートの名目で金銭を騙し取ったり、遠隔操作ソフトをインストールさせたりする手口です。

★事例
 ウェブサイトを閲覧中に、パソコンから突然警告音が鳴り「ウイルスに感染しています。カスタマーサポートまで電話してください」という警告画面が表示されて消せなかったので電話した。相手から「ウイルスに感染しています。有償で除去します」といわれ費用をクレジットカードで支払った。後日、詐欺にあったことがわかった。

■被害にあう前に  偽の警告画面を閉じる
 偽のセキュリティ警告画面が表示された場合は、ブラウザを終了します。ブラウザを終了できない場合は、ブラウザを強制的に閉じるかパソコンを再起動すると、偽のセキュリティ警告画面を閉じることができる場合があります。

●ビジネス詐欺メール

 ビジネスメール詐欺は、取引先や自社の経営者等になりすまして、偽の電子メールを送って入金を促す手口です。

★事例
 取引先から「振込先口座が変更になった」というメールとともに請求書が送られてきた。指示どおりの口座に費用を送金した。後日、詐欺にあったことがわかった。

■被害にあったら  速やかに送金キャンセル手続きをする
 指定された銀行⼝座に送金してしまった場合は、速やかに送金元の銀行に送金の停止や取り消しの手続を依頼します。そのうえで、ウイルスチェックの実施及びメールアカウントのパスワードの変更を行います。

●ロマンス詐欺

 ロマンス詐欺は、SNSやマッチングアプリを通じて利用者に近づき、恋愛感情や親近感を抱かせて巧妙な嘘で金銭を騙し取る手口です。

★事例
 マッチングアプリで知り合った相手から「2人の将来のために」と、偽の投資サイトに誘導され、暗号資産を入金させられた。

■被害にあう前に  金銭の要求や投資の勧誘の話が出たら詐欺を疑う
 直接会うことは拒否しましょう。また、個人情報を伝えることは避けましょう。「2人の結婚資金のため」「荷物の関税を肩代わりしてほしい」「病気になった」など、金銭を要求してきたり投資を勧誘してきたときは、詐欺を疑い話に乗らないようにします。

●偽警察詐欺

 自宅の固定電話やスマートフォン宛てに、警察官を名乗る人物から、「あなたの口座が犯罪に使われている」「あなたのスマートフォンが不正に契約された」などの連絡があり、SNSやテレビ電話に誘導されます。そこで、「資産を保護する」、「口座を調査する」などを理由に現金を騙し取ったり、振り込ませたりする詐欺が増加しています。

★事例
 警察官を名乗る男から「あなたの口座が犯罪に利用されており、このままではあなたが逮捕される」とビデオ通話に誘導され、警察手帳を見せられた。指示通り調査費用を振り込んでしまった。

■被害にあう前に  最寄りの警察署にすぐ連絡する
 警察官がSNSやビデオ通話で連絡を取ることはありません。警視庁や他府県の警察を名乗る者からの電話があった場合は、相手に「所属、担当部署、氏名、内線番号」を確認し、最寄りの警察署に連絡しましょう。

<警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」より> https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html

表 サイバー事案に関する通報、相談先

<警察庁「サイバー事案に関する相談窓口」より> https://www.npa.go.jp/bureau/cyber/soudan.html

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