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設計者には自分の希望をすべて伝えることが大切です。その際、ライフスタイル、家族構成、予算などの条件もできるだけ具体的に伝えます。設計者とのコミュニケーションが大事なので、家事の得意・不得意など気さくに話せる相手を見つけることです。
ココがわからない!
Q1. 設計事務所を使う場合はコストがかかる? メリットは?
Ans. 設計事務所に払う費用は、工事費の10〜15%くらいを目安にすればよいでしょう。設計事務所は現場で、設計どおりに工事が進んでいるかをチェックする役割も持つので、手抜き工事の心配がありません。また、設計図をもとに何社かの入札形式で見積を取れるので、比較検討ができます(設計料と同じくらいの金額の幅が出ることもあります)。設計事務所は総合的に判断できる立場なので、施主の要求プラスアルファの提案をすることもできます。リフォーム業者は既製品を組み合わせて提案する傾向がありますが、設計事務所はつくり付けの造作等の提案もしてくれます。
Q2. 設計事務所でなく、直接リフォーム会社に頼む場合、どんなリフォーム会社を選べばよいでしょうか?
Ans. 見積からアフターケアまできちんと対応してくれる会社を選びましょう。
・設計図できちんと説明してくれる。
・豊富な実績をもっている。
・どんな資材を使ってどんな工事をするかといった基本設計に基づいた見積書を提示してくれる。
・現状の細かい調査をしてくれる。
・きちんとした契約書を交わしてくれる。
・完成後のアフターケアも行ってくれる。
ココがわからない!
Q1. 1箇所だけの小さなリフォームでも契約書は必要?
Ans. どんな小さな工事でも必ず契約書は交わしましょう。
Q2. 契約書にはどのような事柄が明記されていますか。
Ans. 工事が請負契約なのに対して設計は委託契約になります。設計監理の内容と金額(工事金額に対するパーセンテージの場合もあります)、支払い時期、設計期間が明記されているほか、変更や途中解約の内容が明記されています。
ココがわからない!
Q1. 予算の立て方は?
Ans. 略プランを煮詰めて、大筋を納得したうえで概算の見積を出してもらいます。この時点で予算と開きがある場合は、設計者と打ち合わせてどこで落とせるか、あるいはどこをあきらめるか決めていきます。また、リフォームの場合、解体してみて直さなければならない部分も出てくることが多いので、多少の増額が出ることも相談しながら予算を決めていきましょう。高齢者対応工事など、助成金の出る部分もあるので調べておきましょう。
ココがわからない!
Q1. 確認申請料はどのくらい?
Ans. 面積にもよりますが、申請に1〜1.5万円、さらに検査料が1.5〜2万円かかります(設計事務所の費用は設計契約の中に含まれます)。
役所は、工事が建築基準法に適合しているかどうかの確認手続きを行います。平成19年6月の建築基準法改正で新しい構造基準が設定されています(平成19年6月20日以降の確認申請より適用)。そのため、申請してから確認が下りるまでの期間が延びて、1か月以上かかります(今後適正化されていくでしょう)。
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Q1. どんな内容が違法かどうか確認される?
Ans. 敷地・構造・設備・用途といった基本事項に加え、耐火性や耐震性などの規制が加えられることもあります。建築基準法はその時代の社会のニーズに応じて改正されます。
Q2. 確認申請は必ず必要?
Ans. リフォームをする場合でも役所等への確認申請が必要な場合と、そうでない場合があります。
<確認申請が必要な場合>
・増築をするとき(一部、10m2・以内のときは不要の時あり)
・物置、車庫などを住宅として使用するとき
・大規模の模様替えをするとき(構造部分の変更をするなど)
※確認申請を出すには、今の建物が検査済証が取れていることが必要(竣工検査を受けて、合格していること)
<確認申請が不要な場合>
・内装の変更など、軽微な場合
・間仕切りを取って部屋を大きくする場合は、通常不要
工事の見積りが出たら、設計者が図面と照らし合わせてチェックします。数社に見積り依頼した場合は全てチェックした上で設計者の意見を聞いて判断します。費用はそこで下がることもあり、納得がいけば工事契約に移ります。
ココがわからない!
Q1. リフォームに係る費用はおおよそどのくらい?
Ans. 下の表1を参考にしてください。

※上記金額は目安であり、工事業者や現場状況によりこの金額より幅があります。
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Q1. 工事請負契約には主にどのような項目が明記されている?
Ans. ・工事の概要 ・工期 ・引渡し時期 ・請負代金 ・支払方法などです。契約書には工事請負契約約款が添付されます。
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Q1. 仕上げ材を選ぶ際に気をつけたいことは?
Ans. 仕上げ材は種類が豊富ですが、材質によって金額に幅があります。予算に応じて選択することはもちろんですが、できれば傷がつきにくいもの、耐久性のあるものを選びましょう。最近では耐火性、耐震性、防音性等に優れたものが出ています。業者と相談しましょう。自宅のリフォーム部分の写真でシミュレーションが行える場合もあります。
設計事務所はまず、見積書のチェックをしますが、これも監理の仕事になります。工事が始まれば、施工者から出てくる施工図(設計図よりさらに詳細な図面)をチェックするのも仕事です。図面どおり現場が進行しているか現場におもむき要所、要所をチェックします。解体してみて問題点が出てきた所などを調整します。
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Q1. 建築主が現場を訪れるときは同行する?
Ans. 設計事務所に連絡して一緒に見たほうが良いと思います。現場で、気になったところは設計者と打ち合わせてください。また、いま住んでいるところを工事をする時も、先ず設計者に連絡してそこから施工者の現場監督に話が伝わるようにします。
確認申請をした場合は役所または特定機関に検査をしてもらいます。その前に、設計者は申請図どおりできているか事前にチェックしておきます。指摘事項などがあれば、是正のための工事(駄目工事といいます)を行い、写真などで役所などに届け出ます。1週間ほどで検査済証が交付されます。
続いて、建物の登記を行います。これは確認申請とは別の機関(法務局)で行います。法務局では、航空写真でもチェックしていますので、いずれ通知がくることが多いようです。 登記は通常、司法書士等に頼めますが、個人でも法務局で教えてもらいながら登記することができます。
ココがわからない!
Q1. 増築でも検査は必要?
Ans. 将来さらに増改築するときのためにも検査は受けましょう。
Q2. 工事中の電気・水道代を払うのはだれ?
Ans. 工事契約の時に建築主負担か施工者負担か決めておきます。
住みながらの時は建築主負担が多いようです。
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Q1. リフォームの際の工期の目安は?
Ans. 下の表2を参考にしてください。

※上記の工期は目安であり、工事業者や現場状況により幅があります。
ココがわからない!
Q1. どんな駄目工事がある?
Ans. リフォームの場合は、床や壁材等の傷、洗面所やトイレの水漏れなどです。
この精算作業も施工者から出てきた精算書を設計者がチェックして説明します。追加の工事に関しては概算額でもよいからそのつど確認しておきましょう。
ココがわからない!
Q1. 追加工事をするときの注意は?
Ans. 追加の工事が間に合うかどうか打ち合わせてください。工事は順番に進んでいきます。例えば、壁紙を貼った後でコンセントの追加をしたりすると電気工だけでなく、内装業者まで現場で直さないといけないのでコストも時間も掛かります。設計には充分な時間を掛けてこれらを精査しておきましょう。
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