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【債券の運用】 債券・株式資産のリスクとリターンの関係

 主要な投資対象である日本株式、日本債券の二つの資産のリスク・リターンの関係を図示したものが図1です。

 日本の債券は、国債であれば満期における元本と期中の利払いに国の保証がついています。リスクは国の破綻ですから、ほぼ無リスクだと言っていいでしょう。ただし、満期前に売却する際には、元本を割るリスクは存在します。また、社債であれば、満期前の売却のリスクに加え、会社の格付けが低下する、すなわち社債発行会社の信用力の低下に起因する元本や利払いに対する不確実性がリスクです。いずれのリスクも株式よりも低いと考えられます。日本の株式はリターンが高いかわりにリスクも高めになります。

 図2は、外国の債券と株式を図1に加えたものです。いずれも、為替のリスクを負う分だけリスクとリターンが高めになります。債券であったり、株式であったりという本来の有価証券のリスク・リターンの特性は海の向こうでも同じなのですが、それぞれ円を外国の通貨に換えて買ったり、売ったりする際には外国の通貨を円に換えたりしますので為替のリスクを負うのです。

 図2ではリスクの低い順に日本債券、外国債券、日本株式、外国株式となっていますが、為替のリスクしだいでは、外国債券のリスクが日本株式を上回ることもあります。

 日本株式よりも、為替のリスクの分だけ外国株式のリスクが高めに表記されていますが、これにも注意が必要です。実際に外国株式に投資を行う際には、米国やEUの主要国に分散して投資することが多く、この際に分散投資効果が働いて為替のリスクがあるにも関わらず日本株式よりもリスクが低くなることがあります。

 要するにポイントは、債券よりも株式の方がリスクもリターンも高めであるということ、外国に投資する場合には為替のリスクが付加されるということです。




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