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【外国資産投資】 外国資産投資は為替にご注意

 最近は金利の高い国外の債券に投資するファンドの人気が高いようです。その際に気をつけなければならないのが為替、すなわち通貨の交換レートです。

 為替の怖さを簡単な事例で考えてみましょう。1ドルが100円で米国の金利(年あたり)が5%だとします。この時に日本の金利が1%だとしましょう。普通の投資家であれば、当然、アメリカの銀行に資金を預け、金利差の4%(5−1=4)を享受します。100円で1ドルを買い、アメリカの銀行にそのドルを預けるのです。

これだけであれば、誰しもが儲けることができるのですが、ここに罠が潜んでいます。為替は通貨の交換レートです。日本は為替レートを固定していませんので、このレートは刻々と変遷します。

 1年後の為替レートが1ドル100円のままであれば、アメリカの銀行にある1ドルを円に交換して100円の返還を受けられます。利息は0.05ドルですから円換算すると5円になります。日本の銀行であれば100円の元本に1円しか利息がつかないことになりますから、4円分トクしたことになります。

 ケース1として、1年後の為替レートが1ドル120円になっていたとしましょう。1ドルが100円から120円に“値上がり”していますから、ドル高あるいは円安になった状態です。この場合、元本の1ドルは120円になり、利息の0.05ドルは6円になります(120×0.05=6)。手元には126円が戻ってきますから年率26%という投資成果になります。

 逆に円高になったらどうでしょう。ケース2として、1ドルが1年後に80円になったとしましょう。1年後には手元に元本分の80円と利息分の4円が戻ってきます。100円の資金が84円に目減りしてしまい、16円の損失がでてしまいました。

為替の事例
円安であれ円高であれ、ドルを基本に考えれば、元本は確保され、かつ5%の利息がつきますが、為替レートの変動で投資成果も変わってしまうのです。

 為替レートは様々な要因で変動します。金利差はその主要な要因の一つです。もしもアメリカの金利が高ければ、投資家は皆、高い金利を求め、アメリカの銀行に預金します。

 そこで、1年後に何が起きるでしょうか。アメリカの銀行に預けた預金の満期が訪れます。皆、そのお金を円に換えようとします。そのためにはドルを売って、円を買わなければいけません。皆が円を買おうとするので、いわば“円のオークション”が始まります。せっかくドルで、高い金利を得ても、それを円に換えようとする圧力で円高が進み、結果的に、金利差益を失ってしまうということもあるのです。

 為替レートの動きを予想することは大変難しいです。外国の証券投資の際には、為替に十分注意が必要なのです。

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