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【旅と日本の器E】沖縄やちむんをめぐる旅〜後編・やちむんの楽しみ方〜

前編では、那覇市立壺屋焼物博物館に協力を得て、やちむんの歴史についてご紹介しました(前編の記事はこちら=http://www.zenshakyo.org/ikigai/feature/feature22.html)。
中編では、読谷村にある「やちむんの里」にある「常秀工房」にお邪魔して色々お話しを伺いました。
(中編の記事はこちら=http://www.zenshakyo.org/ikigai/feature/feature23.html)。
後編では、「やちむん」をどんなふうに日常に取り入れたらいいのか、料理の盛り付けなども含めて、やちむんの楽しみ方をご紹介します。

はじめに

当たり前ですが、器の本領発揮は料理を盛りつけてこそ! だと思っています。もちろん器自体が「素敵」だからこそ購入して、自分の手元に訪れるわけですが、その後眺めているだけでは、その器のポテンシャルは見えてきません。「使ってこそ!」です。


沖縄らしさと、どんな料理も合わせやすい使いやすさ


日本各地、様々な種類の器があるなかで、「やちむん」は、手に持った時の重量感や土の温かみがあるほっこりとした質感があるのが特徴の1つだと思っています。洋食器に多い、つるんとした繊細なものと違い、ざっくりとしたおおらかな印象です。


沖縄の風土や気候、おおらかな印象をそのまま反映したかのような、大胆な絵柄や色合いもいかにも“やちむん”らしいな、と思わせてくれます。

また、実際に「やちむん」を使用すると、日本人の食卓に馴染みやすいということにも気づきます。和洋中、意外とどんな料理でもそれなりに美味しそうに見せてくれる懐の広さがあります。例えばこちら。

上の写真は同じ器を使用して、カレーとパスタを盛りつけてみました。下の写真もパスタですが、どちらも、違和感なくその料理と器が調和しているように感じられませんか?

こちらはサラダと人参しりしりです。
「人参しりしり」は沖縄料理なので、器との相性が良いのはもちろんですが、グリーンをきかせたサラダとも相性抜群です。

どんな料理でも盛り付けてしまえば“それなりに”魅せてくれるのが「やちむん」の良さ。上記カレーからおにぎりまで、全て同じ大きさの器を使用しています。少し深みがあって、スープや汁気のある煮物などにも合わせやすく、また一人分を盛りつけるのに調度いいサイズで私の食卓では一番出番が多いです。そんな風に自分にとってのベストな「やちむん」を見つけてみてください。

見て、触れて購入することをおすすめ

最近では、ネットショップにより簡単に欲しい器が手に入りますが、やはり手に取って、見て、触って購入することをおすすめしたいです。と言うのも、ネットショップですと、まず「重さ」が分かりません。実際に手にすると、「想像以上に重い…」と感じたり、「意外に軽い!」といった発見があったりします。言わずもがな、重すぎると毎日使う気になれず、出番が確実に減ります。そうした「重さ」は実物に触れないと分かりません。

また、「手の感触」やコップなどであれば、「口に当てた時の滑らかさ」も大事です。ざらっとしているのか、つるっとしているのか、そうした手触りや感触において、自分との相性はどうなのか、これも実物を手にして、さらに言えば使ってみないと分からないことも多々あります。そうした理由から、器の購入はなるべくお店で、というのが私の心条です。

最近では、「やちむん」人気に伴い、日本各地、「やちむん」を取り扱う実店舗が増えてきました。沖縄に行かずとも、手に取って眺めて購入できるチャンスが増えています。でも、もし沖縄に行って色々な種類を見て、購入したい!という方がいらっしゃるなら、と思い、おすすめのショップを1つご紹介します。

那覇市内、桜坂劇場2階にある「ふくら舎」です。18時で店じまいになる店が多いなか、20時までやっているのも嬉しいポイント。オーソドックスな「やちむん」から沖縄で活動する作家さんが作るオリジナリティある「やちむん」まで、様々な種類を取り揃えていて、選ぶのがとても楽しいです。スタッフの方々も知識豊富で声をかけると、あれこれ教えてくださいました。ぜひ、どこに行ったらいいか迷う、という方はまずこちらに行かれてみてはいかがでしょう。
■ふくら舎
那覇市牧志3-6-10
098-860-9555

田中恵子(ライター/フードコーディネーター)
編集プロダクション、WEB制作会社を経てフリーランスに。フード、ファッション、介護などの媒体で、取材・執筆・編集を担当。食べることが大好きで、フード系の取材は多い月で30件にも及ぶ。最近では横浜の農を普及する「はまふぅどコンシェルジュ」を取得。月刊誌「カフェ&レストラン」(旭屋出版社)では、野菜がおいしいお店を紹介する『VegiLove』を連載中。
http://www.asahiya-jp.com/cafe_res/

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